今からさかのぼること約1200年。征夷大将軍・坂上田村麻呂は、京都の清水寺より授かった守り本尊の観音像をカブトの中に忍ばせ、蝦夷地(現在の東北地方)へ向かったそうです。
疲労困憊の一行がここ花巻に到着した折、坂上田村麻呂は観音像のお告げによって志戸平温泉を発見し、兵士たちの疲れをこのお湯で癒したと伝えられています。
「龍神様」と申して水に関する神さま、龍神を祀り明治時代は幟も 「龍神大明神」であり、近年まで 「りゅうじんさん」と呼んでおりました。明治時代の神佛混淆によりまして医療の菩薩さま 「薬師如来」の幟に代わり、祭日もお釈迦さまに因んで4月8日と12月8日でありますが、祭事は神官によって行われています。
温泉の価値は、湯量と言っても過言ではありません。ホテル志戸平は2つの源泉を持っており、豊富なお湯がこんこんと湧き出ております。